使用ツール

Voyant Tools

Voyant Toolsとは、テキスト分析と可視化のためのWebアプリケーションです。文学作品・Webページ・スピーチ原稿など、さまざまなテキストの分析に使うことができます。

Voyant Toolsでできること

Voyant Toolsに文章を読み込ませると、主に以下のようなことができます。

  1. 文章全体の概要を掴む(Cirrus / ワードクラウド) 文章中で頻繁に使われる単語を、その頻度に応じて文字の大きさで表示します。一目で文章のメインテーマを把握できます。

  2. 単語の頻度を調べる(Trends / 頻度グラフ) 特定の単語が、文章の初めから終わりにかけて、どの部分で多く出現するかの波を折れ線グラフで確認できます。物語の展開やスピーチの構成を分析できます。

  3. 文脈を確認する(Contexts / 文脈表示) 調べたい単語の前後には、どのような言葉が一緒に使われているか(共起語)を一覧で表示してくれます。その単語が持つニュアンスや使われ方の傾向を理解するのに便利です。

  4. 統計情報を得る(Summary / 概要) 総単語数、ユニークな単語(異なり語)の数、平均文長など、文章全体の基本的な統計データを自動で算出できます。

 

KH Coder

「KH Coderとは、計量テキスト分析またはテキストマイニングのための自由ソフトウェアです。 アンケートの自由記述・インタビュー記録・新聞記事など、さまざまなテキストの分析にお使いいただけます。」(KH coderHPより)

KH Coderでできること

KH Coderに文章を読み込ませると、主に以下のようなことができます。

  1. 頻出語や特徴語を抽出する(抽出語リスト) 文章中で頻繁に使われる単語を頻度順に表示します。また、他の文章と比較して、その文章を特徴づける単語を統計的に抽出することも可能です。

  2. 単語同士のつながりを可視化する(共起ネットワーク) 「この単語とこの単語はよく一緒に使われる」という結びつきの強さをネットワーク図で表示します。文章に隠されたテーマや文脈、人物相関などを直感的に理解するのに役立ちます。

  3. 文章全体の関係性や構造を把握する(対応分析など) 多くの文章を、内容の近さに基づいて自動でいくつかのグループに分類(クラスタリング)したり、単語の関係性を散布図にマッピングしたりします。アンケート回答の傾向を分類するのに便利です。

  4. 特定の単語が使われる文脈を調べる(KWICコンコーダンス) 調べたい単語が、どのような前後関係で実際に使われているかを一覧表示します。単語の具体的な用例を確認し、ニュアンスを深く理解するのに役立ちます。