「毛利秀元論―萩藩初期政治史研究序」
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「毛利秀元論―萩藩初期政治史研究序」
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関ヶ原の戦い後の毛利秀元について、本論文は従来の「秀元執政論」を批判的に再検討している。
第一段階(慶長5年~14年)
秀元は吉川広家と並ぶ「両川」後継者と見なされ、若年一門への異見役を担ったが、宗瑞(輝元)の主導のもとでの配置にすぎず、執政や後見政治が確立していたわけではない。
第二段階(慶長14年~元和2年)
秀元は江戸在府し、若年藩主・秀就の後見役を務めた。主に秀就の交際や振る舞いに助言し、児玉元兼の病弱や児玉景唯の不在により、その役割を担うに至った。
このように、秀元は実権掌握者ではなく、状況に応じて限定的な役割を果たした存在として描かれている。 - 作成者/Creator
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田中誠二
- 言語
- 日本語
- ソース
- 『山口県地方史研究』62号
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